AIO(AI検索対策)とは?AIに会社やお店を紹介してもらうために、今日からできること

「渋谷で、採用動画を作ってくれる会社は?」「近くで、子ども連れでも入りやすい歯医者を教えて」。こんなふうに、検索ボックスに単語を打ちこむかわりに、AIに話しかけるように質問する人が増えています。

AIは、たくさんのページを読んだうえで「おすすめは、この3つです」と答えを返します。その答えの中に自分の会社やお店が入っているかどうかで、見つけてもらえる数が変わる時代になりました。

この記事では、そのための取り組みであるAIO(AI検索対策)について、何をすればいいのかを、できるだけ専門用語を使わずにまとめます。

目次
  1. AIO(AI検索対策)とは
  2. AIで探す人が増えている背景
  3. AIは何を見て答えているのか
  4. 今日からできる5つのこと
    1. 1. 会社の基本情報を、どこでも同じ書き方にそろえる
    2. 2. ホームページに「誰の、どんな悩みを、どう解決するか」を書く
    3. 3. Googleビジネスプロフィールを最新に保つ
    4. 4. よく聞かれる質問に、ページの中で答える
    5. 5. 口コミをお願いし、ひとつずつ返信する
  5. AIでの見え方を、自分で確かめる方法
  6. やってはいけないこと
  7. まとめ

AIO(AI検索対策)とは

AIOは、ChatGPTやGoogleのAIなどに質問した人に、会社やお店を正しく、好意的に紹介してもらうための取り組みです。ALTIAでは、AIでの見え方とあわせて、地域の検索で大きな役割を持つGoogleマップの対策もふくめて「AIO(AI検索・Googleマップ対策)」と呼んでいます。

よく似た言葉との違いは、次のとおりです。

呼び方目指すことおもに整えるもの
SEO(検索エンジン対策)Googleなどの検索結果で、上のほうに表示されるホームページの中身と作り
MEO(Googleマップ対策)Googleマップで、近くのお店として選ばれるGoogleビジネスプロフィール・口コミ
AIO(AI検索対策)AIの答えの中で、紹介される上の2つに加えて、外部のサイトでの情報

AIOは、SEOやMEOとまったく別のものではありません。これまでの取り組みの上に、もう1段重ねるものと考えると分かりやすいです。ALTIAがお手伝いしている内容は、AIO(AI検索・Googleマップ対策)のサービス紹介にまとめています。

AIで探す人が増えている背景

日本では、2024年8月にGoogle検索で「AIによる概要」の提供が始まり、検索結果のいちばん上に、AIがまとめた答えが表示されるようになりました。2025年9月には、AIと会話しながら調べものができる「AIモード」も日本語で使えるようになっています。

ChatGPTにも、インターネットを検索して答える機能があります。仕事の調べものだけでなく、お店選びやサービス選びにAIを使う人は、これからも増えていくと考えられます。

AIは何を見て答えているのか

AIは、会社やお店について答えるとき、おもに次のような情報を参考にしています。

  • ホームページ:何をしている会社か、誰に向けたサービスか、料金や流れ
  • Googleビジネスプロフィール:住所、営業時間、カテゴリ、写真、投稿
  • 口コミ:実際に利用した人の感想と、それへの返信
  • 外部のサイト:業界のポータルサイト、地域の情報サイト、ニュース、SNS

Googleは、AIによる概要やAIモードに表示されるために、特別な技術的な対策や、AI向けの専用ファイルは必要ないと説明しています。検索に表示されるための基本(ページが検索に登録されていること、大事な内容を文章で書くこと、Googleビジネスプロフィールを最新に保つことなど)が、そのまま土台になるということです。

つまり、AIOの近道は「AIのための裏ワザ」を探すことではありません。人が読んでも分かりやすい正しい情報を、いろいろな場所に、同じ書き方で出しておくことです。

今日からできる5つのこと

1. 会社の基本情報を、どこでも同じ書き方にそろえる

社名・住所・電話番号・営業時間は、ホームページ、Googleビジネスプロフィール、SNS、ポータルサイトで一字一句そろえるのが基本です。「1丁目11-4」と「1-11-4」、「株式会社」の有無のような小さな違いでも、別の会社として扱われることがあります。

まずは、自社の名前で検索して出てくるページを一覧にし、表記のずれを直すところから始めましょう。

2. ホームページに「誰の、どんな悩みを、どう解決するか」を書く

AIは、質問と答えの組み合わせで情報を探します。「採用に困っている中小企業向けに、採用動画を作っています」のように、誰に向けた、何のサービスなのかを文章ではっきり書いておくと、関係する質問のときに思い出してもらいやすくなります。

サービス名だけを並べるのではなく、対応できる地域、料金の目安、進め方、実績なども、できる範囲で文章にしておきましょう。画像の中の文字はAIに読まれにくいので、大事なことは本物の文字で書くのがおすすめです。これからホームページを作る・作り直す方は、ホームページ制作を頼む前に決めておきたい5つのことも参考にしてください。

3. Googleビジネスプロフィールを最新に保つ

地域のお店や会社を探す質問では、Googleマップの情報がよく使われます。営業時間・定休日・カテゴリ・写真が古いままだと、AIもそのまま古い情報で答えてしまいます。

祝日や年末年始の営業時間の変更、新しいサービスの追加など、変わったときにすぐ直す習慣をつけましょう。登録したばかり、または手入れができていない方は、Googleビジネスプロフィールの始め方で、最初に整えたい7つの項目をまとめています。

4. よく聞かれる質問に、ページの中で答える

電話やメールでよく聞かれる質問は、AIにもよく聞かれる質問です。「料金はいくらから?」「土日も対応している?」「どのくらいの期間でできる?」などを、よくある質問としてホームページに書いておくと、AIが答えをつくるときの材料になります。

5. 口コミをお願いし、ひとつずつ返信する

口コミは、AIが「評判のよいお店」を選ぶときの手がかりになります。満足してくださったお客さまに、自然な形で口コミをお願いしましょう。届いた口コミには、よいものにも厳しいものにも、ていねいに返信することが大切です。

AIでの見え方を、自分で確かめる方法

対策の効果は、実際にAIに聞いてみるのがいちばん分かりやすい方法です。月に1回など日を決めて、次のような質問をしてみましょう。

  1. お客さまが使いそうな言葉で聞く(例:「渋谷でおすすめのホームページ制作会社は?」)
  2. 自社の名前で聞く(例:「株式会社〇〇はどんな会社?」)
  3. 答えの中身と、参考にしたページを確かめる

答えがまちがっているときは、AIそのものを直すことはできませんが、AIが参考にしているページの情報を直すことで、少しずつ変わっていきます。同じ質問を毎月記録しておくと、変化が分かりやすくなります。

やってはいけないこと

効果を急ぐあまり、逆効果になる方法もあります。

  • 人には見えない文字で、キーワードをたくさん書く
  • 同じような中身のページを、地域名だけ変えて大量に作る
  • 自作自演の口コミや、見返りと引きかえの口コミを集める
  • 実際とちがう実績や、根拠を示せない順位・受賞歴を書く

どれも、検索やAIの評価を下げるだけでなく、お客さまの信頼を失うことにつながります。

まとめ

AIOは、AIのための特別な裏ワザではありません。正しい情報を、分かりやすい文章で、いろいろな場所に同じ書き方で出しておくことの積み重ねです。

  • 基本情報(社名・住所・電話・営業時間)を、どこでもそろえる
  • ホームページに「誰の、どんな悩みを、どう解決するか」を文章で書く
  • Googleビジネスプロフィールと口コミを、こまめに手入れする
  • 月に1回、AIでの見え方を確かめる

まずはGoogleビジネスプロフィールの見直しから始めたい方は、無料のチェックリストもお使いください。

よくある質問

AIOとSEOは、どちらを優先すればいいですか?

別々に考える必要はありません。Googleは、AIによる概要やAIモードに表示されるための特別な対策は不要で、これまでの検索の基本がそのまま当てはまると説明しています。ホームページの中身を充実させることが、SEOとAIOの両方の土台になります。

AIに自社の名前を出してもらう方法はありますか?

「必ず出る」方法はありません。AIは、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・口コミ・外部のサイトなど、複数の情報をもとに答えをつくります。正しい情報を、いろいろな場所で、同じ書き方で出しておくことが近道です。

小さなお店でもAIOは必要ですか?

地域のお店ほど効果を感じやすい取り組みです。「近くの〇〇でおすすめは?」という質問では、Googleマップの情報や口コミがよく使われます。まずはGoogleビジネスプロフィールを整えるところから始めてみてください。

参考にした情報

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